令和という新しい時代を迎え、同時に当社4 代目社長としての大役を担うこととなりましたが、世の中の現状を考えると手放しで喜ぶことはできません。どの業界においても、原料費や物流費などコストの高騰は経営を圧迫し、少子化の流れも相まって、企業の負担もますます増えていくものと思われます。当社ではさらに、印刷用紙を主力の商品としておりますので、デジタル化による紙需要の影響についても全く軽視できません。
このような状況下で生き抜いていくためにも、私は、しっかり地に足をつけ、変化を捉えながら成長の歩みを止めないことが大切だと考えています。モノやサービスが飽和状態にある現代において、新たに価値を生み出していくことは非常に難題ではありますが、紙を必要としている方々への供給責任を果たすため、また、先祖代々より紙を基盤として築き上げてきた今の形を守るためにも、会社の成長に向けて、社員とともに取り組んでいく所存でございます。
これからも、お客様をはじめすべてのステークホルダーの皆様の信頼を得られるよう、社員一同精進してまいりますので、何卒変わらぬご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。